天竺絵巻(部分)
《2020/洋画,水彩画/アクリル、砂、油性色鉛筆》
■「キテミテ中之島2021」出品作品のコンセプト■
インド、ベナレス、とうとうと流れるガンジス河のほとり、沐浴する人々、洗濯屋、火葬場、牛にヤギ、お祭り、何もかもがそこにあり、すうーっと心が解き放たれ、死さえもその内の一つと思えるようになりました。
そして、現実は厳しくとも、祈っている人々の心の中では、こんな世界を願っておられるのではと、描き続け26mの「天竺絵巻」になりました。
あの時出会った人々のご無事を祈るばかりです。
■「キテミテ中之島2021」への想い■
2019年のキテミテ中之島展を拝見して、
いつもの駅がとても美しい素敵な空間に変身していて感動しました。
外国の駅の中には、特長のある素敵な駅も多いのに、日本の駅は画一的で魅力がありません。
このまま作品を駅に、ずっと展示してほしいと思いました。
特にコロナ禍の中にあっては、みんなの気持ちを明るく楽しくしてくれるのは
アートだと思います。
驚き、ときめき、笑い、ひと時でも非日常の世界に心をいざなって
くれて、ほっとさせてくれるのも、アートです。
私の感動も誰かに受け取ってもらえたら幸いです。
■Profile■
1950
大阪府生まれ
1996
武蔵野美術大学短期大学部油絵学科(通信)卒業
現在 大阪府在住
【個展】
2010
「南へ アジアへの旅」(大阪府立現代美術センター)
【グループ展】
1997
「四人展」(アクティー大阪ギャラリー、大阪)
2000~現在まで
「樹の会展」(茨木市民 ギャラリー、茨木市)
2015~現在まで
毎年「果の会展」茨木市民 ギャラリー、茨木市
2007~2009
「楽しくかこう三人展」(祇園西利ぎゃらりぃ、京都市)
【公募展/受賞】
2004~2016
第58回~69回二紀展入選(11回) 東京都美術館・国立新美術館
2004
第33回 大阪二紀展獎励賞 受賞 大阪府立現代美術センター
2009
第56回 「関西二紀展褒賞」受賞 大阪市立美術館

《Photo image /朝の祈り2006》