the same way

《2021/オブジェ/木材、ポリスチレンフォーム、鉄、アクリル絵の具、レジン》

■「キテミテ中之島2021」出品作品のコンセプト■

恐竜を絶滅させた「気温の変化」に、私たち人類も直面している。恐竜の手脚等を人類のそれらと似せることで、視覚的にも恐竜の存在と人類の将来を重ねられるよう表現した。

今後恐竜と同じ絶滅という末路を辿るのか、それとも方向転換できるかどうかは、私たち人類一人一人の今後の意識と行動で変えることができる。

■「キテミテ中之島2021」への想い■

 突然の新型コロナウイルスの蔓延により、世界が不安に包まれている現在、各国は急遽団結し対処に励んでいる。しかし、世界にはこれよりもっと以前から解決を急がれている問題がある。それは地球温暖化問題である。

 気温の変化により絶滅したとされる恐竜の存在は、私たちの将来の姿と重なり、私たちの心に危機感をもたらしてくれる。この作品を通して、鑑賞者が現在の環境に対して新たな意識と少しの恐怖心を持ったなら、それが地球温暖化問題解決に向けての第一歩となるのではないだろうか。

この展覧会を通じ、私の作品がたくさんの人に出会い、たくさんの人の心に刻まれることを願う。

 みんなの未来がhappyでありますように。

■Profile■

1998
奈良県生まれ

2021
近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻木材造形ゼミ卒業

現在 奈良県 在住

【グループ展】

2020
第28回近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻展(東大阪市民美術センター/大阪)

2021
第29回近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻展(東大阪市民美術センター/大阪)

《Photo image fogli e luna/2020》