
distant view
《2020/絵画/キャンバス、コピー紙、インク、アクリル絵具》
■concept■
ぼんやり遠くを眺めていると、"魚"がぴゅーと飛びました。
風景を眺めていますが
頭の中では今日あったあんなこと、
昔あったこんなこと、これからのこと
はたまたちょっぴり阿呆なことを考えたりして
いろんなイメージがぴゅーぴゅー飛んでいます。
そうしていろんなイメージが飛んでどこかへ消えていく。
そして私は、元の生活にもどりましたとさ。
昼間の忙しさが終わり、夕方帰路につくとき
いつも空を眺めていろんな思いを巡らせていました。
いろんな心の景色を飲み込んだトビウオたちが遠くへ飛んでいきます。
そのゆったりとした時間が明日への活力になってきたことを忘れないための記録。
■artist statement■
ひとりで落ち着いた時間ができたとき、ふと遠くをみつめることがあります。
視界に入る風景とは別に、過去の思い出や想像の世界、
たとえ何も浮かばなかったとしても、
まるで心が遠くへおでかけするかのような感覚を”風景を重ね合わせる”
ことで表現しようと試みています。
■profile■
1992
京都府生まれ
2016
京都市立芸術大学 美術学部美術学科版画専攻 卒業
現在 京都府 在住
【個展】
2020
「行ったり来たり 坂東志保展」(旧岡田家住宅酒蔵/伊丹市)
【グループ展】
2013〜2020
キテミテ中之島(京阪中之島沿線/大阪)
2014
クローゼット展(大枝土蔵/京都)
【公募展】
2015
第69回堺市展 入選
2017
京展 入選
全関西美術展 入選
SDGs■キテミテ中之島×GOOD NATURE STATION
2020年実施「みんないきものがたりつづくよどこまでも」
キテミテ 中之島+坂東志保/活動紹介
キテミテ中之島2020では初の応募参加型ワークショップ「みんないきものがたりつづくよどこまでも」を実施。
生き物が生きていくものがたり「みんないきものがたり」をテーマに募集した作品をインスタグラムと特設ホームページ上で公開。また、4人の作家とコラボレーションさせた作品を京阪電鉄 中之島駅を始め中之島エリアを代表するいくつかの施設にて展示。
私たちを取り巻く世界と、一つの命・生き物としての私と出会い、周りの命との関わりについて絵を描くことで考えるきっかけづくりをし、その作品を展示することにより『地域のつながり』『未来の大人達』とのコミュニケーションの『場・駅』づくりをめざした作品展示を行った。

・京阪シティモール・大阪市立中央公会堂 地下・大阪市北区役所・大阪府立国際会議場
・京阪電車中之島駅改札外
